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ブラック企業の見分け方と対処法をご紹介!特徴と実例で自分の職場をチェックしよう

ブラック企業の見分け方と対処法について

今勤務している会社がブラック企業かもしれない…

ブラック企業に入社した場合にできることは?

社労士

私も新卒でブラック企業に入社してしまい苦労しました…。
そこでブラック企業の見分け方を解説します

自分の勤める企業がブラック企業か心配ではありませんか?

実は私も新卒で入社した企業がブラック企業で大変苦労しました。

ブラック企業で我慢して働くことで心身を病んでしまう方も多くいます。

そこであなたの職場がブラック企業かどうかの見分け方と対処法をご紹介します。

この記事を読むことでブラック企業化かの確認方法と相談先、対処法が分かり悩みが解決するでしょう。

元ブラック企業に勤めた経験がある【お仕事の専門家の社労士】がアドバイスをします。

このような疑問が解決します
  • 今の職場がブラック企業かの判断基準
  • ブラック企業に入社してしまった場合の対策
目次

ブラック企業の定義と特徴

定義

ブラック企業とは、従業員に対して過剰な労働を強い、劣悪な労働環境を提供し、適切な労働条件を守らない企業を指します。

このような企業は、労働基準法などの労働関係法規を守らず、従業員に対して不当な扱いやパワーハラスメントを行うことが特徴です。

特徴

ブラック企業の特徴を以下にまとめます。

  1. 長時間労働や過重労働
    • 定時を大幅に超える長時間の労働を強制される。
    • 残業代が支払われない、または適切に計算されない。
  2. 休日が少なく、有給休暇が取りにくい
    • 有給休暇の権利が使えない
    • 有給休暇の説明もない
  3. 低賃金や不透明な待遇
    • 法定最低賃金を下回る給与。
    • 労働に見合わない低い賃金。
  4. 劣悪な労働環境:
    • 職場環境が清潔でない、安全対策が不十分。
    • 休憩時間が取れない、福利厚生が整っていない。
  5. パワーハラスメント:
    • 上司や同僚からの過度な叱責や嫌がらせ。
    • 精神的な圧力をかけられ、退職を強要される。
  6. 法令・コンプライアンス違反:
    • 労働基準法やその他の労働関連法規に違反している。
    • 社会保険や労働保険への未加入。
  7. 過度なノルマが課せられる
    • 「契約が取れるまで帰ってくるな」という無茶な要求など。
  8. 離職率が高く、従業員の「使い捨て」が疑われる
    • 大人数採用するが1年後には半数以上退職しているなど。

これらの特徴のに複数該当する場合、その企業はブラック企業である可能性が高いと言えます。

参考:厚生労働省HP「ブラック企業」ってどんな会社なの?|Q&A|確かめよう労働条件:労働条件に関する総合情報サイト|厚生労働省 (mhlw.go.jp)

自分の職場がブラック企業かどうか確認する方法

自己チェックリスト

以下の自己チェックリストを使って、自分の職場がブラック企業かどうかを確認してみましょう。

  1. 残業時間が月に80時間を超えることがあるか?
  2. 残業代が適切に支払われているか?
  3. 法定最低賃金を下回る給与が支給されているか?
  4. 職場でパワハラやセクハラが行われているか?
  5. 職場環境が不衛生または危険であるか?
  6. 休憩時間や有給休暇が適切に取れていないか?
  7. 労働基準法やその他の労働法規が守られていないと感じるか?

これらの質問のうち、いくつかでも当てはまった場合、あなたの職場はブラック企業である可能性があります。

具体的な事例

具体的なブラック企業の事例を知ることも、自己確認の一助になります。以下にいくつかの実例を紹介します。

  1. 会社A:
    • 月100時間以上の残業を強制する。
    • みなし残業と称して残業代が支払われない。
  2. 会社B:
    • 上司からのパワハラが日常的に行われている。
    • 劣悪な職場環境で、健康被害が発生しても対応しない。
  3. 会社C:
    • 最低賃金を下回る給与を支給し、社会保険に未加入。
    • 法定休日に働かせ、代休を与えない。
    • 有給休暇を取れる環境にない。

これらの事例を参考に、自分の職場と照らし合わせてみてください。

ちなみに私の入社したブラック企業は

以下のようなブラック企業の特徴がありました。

  • 定時を大幅に超える長時間の労働を強制される。
  • 残業代が支払われない、または適切に計算されない。
  • 有給休暇の権利が使えない
  • 有給休暇の説明もない
  • 上司や同僚からの過度な叱責や嫌がらせ。
  • 精神的な圧力をかけられ、退職を強要される。
  • 「契約が取れるまで帰ってくるな」という無茶な要求など。

結果的に3年で退職をしました。今思えばもっと早く転職すればよかったかなと思います。

社労士

根性は鍛えられ、強いメンタルを手に入れることはできました。

ブラック企業で働く際の対策方法

記録を取る

労働時間や業務内容、上司や同僚とのやり取りを日記やメモ、録音などで記録します。これは後々証拠として使える可能性があります。

社内の相談窓口や先輩・上司に相談

会社に相談窓口や労働組合がある場合は、まずそこに相談ましょう。会社内で解決できることもあります。

社労士

ブラック企業体質の職場では相談することは難しいと思いますが…

社外の相談窓口に相談する

ブラック企業に勤めてしまった場合の外部の相談先を紹介します。おススメの順番にご紹介します。

相談先対応内容
都道府県労働局とりあえず相談したい
労働基準監督署労働基準法違反を解決したい
労働組合労働基準法違反を解決したい(民間団体)
弁護士法的に訴え解決したい

1.労働局への相談:

労働条件についての相談は労働局です。

お住まいの各エリアに労働局の総合労働相談コーナーがありますが、電話相談窓口も利用できます。

労働条件相談ほっとライン:0120-811-610

社労士

まずは電話で相談してみましょう。

2.労働基準監督署への相談:

労働基準監督署に相談することで、現在の会社が労基法違反ではないかを確認して労働環境の改善を求めることができます。

社労士

労基法の違反を疑う場合は労基署に相談することをおススメします。

3.労働組合の利用:

労働組合に加入し、団体交渉を通じて労働条件の改善を求めることができます。

社労士

就労環境を改善して勤務継続したい場合は労働組合を活用しましょう。

4.弁護士への相談:

労働問題に詳しい弁護士に相談し、法的なアドバイスを受けることができます。

社労士

退職を決意して、損害賠償をする段階での利用をお勧めします。

転職の準備

ブラック企業で働くことに限界を感じた場合、転職の準備を始めることも一つの解決策です。

  1. 転職サイトの活用:
    • 転職サイトを利用して、自分に合った新しい職場を探すことができます。
  2. 履歴書と職務経歴書の準備:
    • 履歴書と職務経歴書をしっかりと準備し、面接に備えましょう。
  3. キャリアカウンセリング:
    • 専門のキャリアカウンセラーに相談し、自分のキャリアプランを見直すことができます。

資格取得とスキルアップ

ブラック企業からの転職を考える際、自己研鑽やスキルアップを図ることも重要です。

昨今求人倍率が低下して売り手市場になってはいますが、より良い企業に入社することを目指すべきです。

そこで他の求職者との差別化が必要となります。

社労士

ブラック企業勤務で余裕はありませんが、資格取得に励み少しでも評価を上げることをおススメします。

退職することに迷わない

職場がブラック企業と判断したら早期に退職することをおススメします。

なぜならブラック企業に勤務すると精神的・肉体的にも消耗してしまい、時間も消費してしまいます。

一方で現在は売り手市場の為、優良な企業の求人はたくさんあります。

ブラック企業にしがみついて無駄な時間を過ごすよりも転職して新たな道へ進むことも考えましょう。

社労士

退職することに戸惑う方には退職代行サービスを使うこともおすすめします。

ストレスなくスムーズに退職ができますので以下の記事をお読みください。

まとめ

ブラック企業の特徴や定義、自分の職場がブラック企業かどうかを確認する方法、そしてブラック企業に入社した場合の対処について詳しく説明しました。

この記事を参考に自分の職場がブラック企業かを確認し、正しい対応をとっていただくことをおススメします。

自分の健康や将来のキャリアを考え、ブラック企業に忖度することなく適切な行動を取ることが重要です。

社労士

あなたがより良い職場環境で働ける日が来ることを心から願っています。

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